- タイガー・クイーンが初代虎の動きを完全再現 最後は完璧タイガースープレックスで衝撃デビュー 投稿日 2021年7月30日 22:00:59 (イヤァオ!速報 プロレスまとめサイト)
「初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.11」(7月29日、東京・後楽園ホール)でついに
その秘密のベールを脱いだ。
この日、デビュー戦にしてメインを任されたタイガー・クイーンの入場はまずアニメ「タイガーマスク」の
「みなしごのバラード」がかかったかと思うとクイーンの「I Was Born To Love You」に切り替わり颯爽と登場。
頭には王冠。マントをまとったまま初代タイガー同様、コーナートップにすくっと立つと右手で天高く
指差してからリングイン。マントを脱ぐと、紺色を主体としたコスチュームをまとった170センチはあろうかという
スラリとした体躯が現れた。
対戦相手の山下りな(フリー)は2013年にOSAKA女子プロレスでデビューし、現在はフリー。国内のさまざまな
団体のリングに上がり、多くのタイトルを獲得。この日も2本のベルトを引っ提げ入場した。
通常のスタイルのプロレスはもちろん、165cm、70kgの体格を生かしたハードなスタイルに定評があり、
デスマッチやハードコアスタイルの試合では男子と戦ったこともある。
試合が始まるとタイガー・クイーンは軽やかなタイガーステップからローリングソバット、ロックアップからの
アームホイップといった一連のタイガームーブを難なく披露。山下も腕を取り返すが、タイガー・クイーンは
素早い動きですぐに切り返す。ヘッドロックに取ってからのタイガースピン、サマーソルトキックに会場がどよめく。
途中、山下の投げっぱなしジャーマン、サソリ固め、ラリアットで1回転させられるなど、パワーを利した攻撃に
追い込まれる場面もあったが、耐え忍ぶと、フライングクロスチョップ、フライングボディーアタックなどで反撃。
エルボー合戦では力強いエルボーを山下に打ち込んだ。
山下は終盤、アックスギロチンドライバーをカウント2で返されるとスプラッシュマウンテンの体勢で持ち上げる。
しかしタイガー・クイーンはくるりと舞って着地すると、ソバットからフロントネックチャンスリー、ツームストーン
パイルドライバーから長距離のダイビングヘッドバット。山下が意地で返すと最後は完璧なタイガースープレックスを
決め3カウントを奪った。
試合後はマイクを持つこともなくリングを去ったタイガー・クイーンは控室に寄ることもなくエレベーターで会場を後にした。
タイガー・クイーンのコーチを務め、この日はセコンドで試合を見守ったジャガー横田は「佐山先生もよかったと
言っていましたので、それが一番。このすごいプレッシャーの中で自分がどれくらい騒がれているか分かっていると
思うので、緊張している中であの出来は最高だと思う」とデビュー戦に合格点を与えた。
次回の登場は9月5日の新木場1stRING大会になりそうだが、果たして相手は誰になるのだろうか。今後、どのような
戦い模様を見せてくれるのか期待が高まるデビュー戦となった。
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